Workstationのデプロイ方法
概要
ワークステーションは、デスクトップとモバイルのアプリケーションです。 この記事では、組織内におけるワークステーションの導入プロセスについて解説します。
以下のガイドは、すでにワークステーションシステムが利用可能で、IDPが設定されていることを前提にしています。
この記事は、技術に詳しくない従業員向けに書かれたものです。 ただし、このガイドを正常に終了させるには、コンピューターの管理者権限が必要です。
アーキテクチャ
ワークステーションは、他のWalkMeの実装と同様です。 裏側では、ワークステーションには顧客アカウントと識別するためのシステムGUIDがあります。
ワークステーションには、指定されたシステムGUID、つまり顧客アカウントで自動的に起動するために、ターゲットコンピューターに展開される設定ファイル(ws_settings.json)が必要です。
そうでない場合、ワークステーションは「ワークステーション・ポータブル・アカウント」として知られているWalkMeのデフォルトアカウントで起動します。
インストールファイルの取得
2022年9月現在、デスクトップ用のワークステーションは、WindowsとmacOSのOSに対応しています。
ワークステーションのインストーラーは、以下の表のようにWalkMeコンソールからダウンロードすることができます。
OS |
パッケージ名 |
目標 |
メモ |
---|---|---|---|
Windows | ユーザー (.exe) | プラグ&プレイのバージョン Mass Deployment(大量導入)向けには設計されていません。 | |
Windows | システム (.msi) | エンタープライズインストーラー Mass Deployment(大量導入)向けに設計されています。 | |
Windows | マシン (.msi) | 一元化されたインストーラー Citrix、Windowsサーバー、その他のVDI向けに設計されています。 | このバージョンでは、自動アップデートはデフォルトで無効になっています。 |
MacOS | Intel (.pkg) | One fits all – すべての用途に対応 |
設定ファイルの取得
前述したように、ワークステーションインスタンスは、必要なアカウントを設定して起動するために、各コンピュータに設定ファイルが必要です。そうでない場合はワークステーション・ポータブル・アカウントで起動されることになります。
設定ファイルは、ワークステーションに初期設定を提供するJSONベースのテキストファイルで、ファイル名は「ws_settings.json」でです。
設定ファイルは、WalkMeコンソールからダウンロードすることができます。
ワークステーションの導入
インストーラーと設定ファイルが揃えば、デプロイメント作業に進むことができます。
設定ファイルを見つけます。
ワークステーションは、以下の場所から設定ファイル (ws_settings.json) を検索します。 組織のポリシーに準拠したものを選び、そこに設定ファイルを配置します。
OS | インストーラー | ファイルパスの設定 | 説明 | 例 |
Windows | .msi, .exe | <installationDir>\.. or %localappdata% | インストールパスのひとつ上のフォルダ | C:\Program Files\WalkMe\ |
Windows | .msi, .exe | %ProgramW6432%\WalkMe | プログラムファイル、WalkMeフォルダ内 | C:\Program Files\WalkMe\ |
Windows | .msi, .exe | <システムドライブ>\..\WalkMe | システムドライブのWalkMeフォルダ | C:\WalkMe |
MacOS | .pkg | /Users/Shared/walkme |
設定ファイルの設定は、Workstationを起動するための前提条件ではありません。 設定の変更はどの段階でも可能ですが、変更はワークステーションの再起動ごとに行われます。
ワークステーションのインストール
インストール方法は組織によって異なり、主にIT手法やMDMソフトウェアによります。
.msiと.pkgのインストーラーは簡単です。ただし、Windowsの「マシン」MSIはデフォルトで自動アップデートが無効になっています。
「マシン」インストーラーで自動更新を有効にする必要がある場合は、以下のmsiexecコマンドを使用してください。
msiexec /i <msiPath> INSTALLLEVEL=3 |
組織のIT部門は、msiexecコマンドを使用して、インストールパスを変更することができます。
msiexec /i <msiPath> APPLICATIONROOTDIRECTORY= "PATH_TO_INSTALL" |
テスト用のインストール
管理者権限を持つユーザーであれば、インストーラーをダブルクリックし、インストールウィザードに従ってください。 完了すると、ワークステーションがコンピューターにインストールされます。
MDMでのインストール
MDM(「モバイルデバイス管理」)は、デスクトップおよびモバイルアプリケーションを組織のデバイスに分散させるために使用されます。
ワークステーションはMDMに対応しており、特に以下のリストでテスト・検証されています。
MDMプロバイダ | OS | デプロイメントテスト時間 | テスト出力 |
Jamf | MacOS | 2021年3月 |
PASSED |
Intune | macOSとWindows | 2022年6月 |
PASSED |
Mobile Iron | macOSとWindows | WalkMeでテスト |
PASSED |
Workspace ONE | macOSとWindows | ||
Microsoft Intune | Windows |
MDMの導入は、組織のIT部門のみ可能です。 インストールが完了すると、各従業員のデスクトップ上でワークステーションが利用できるようになります。
ヘルプ
アカウントエグゼクティブ(AE)、カスタマーサクセスマネージャー(CSM)、テクニカルアカウントマネージャー(TAM)のいずれかにご連絡いただき、必要なサポートを受けてください。