エンタープライズモード
概要
エンタープライズモードは、アップデートが必要で通常はすべての環境にデフォルトで公開される、さまざまなWalkMeコンポーネントに関する公開権限を必要とするエンタープライズ顧客のために、制御機能を提供します。エンタープライズモードでは、実行時バージョンの更新をコンテンツから分離して、ユーザーが公開内容をさらに細かく制御することができます。
エンタープライズモードでは、WalkMeバージョンを構築者が手動で最新バージョンに更新することができます。 WalkMeの実行時バージョンの更新をさらに細かく制御できます。 構築者は、更新前の現在の使用バージョンとWalkMeの最新バージョンのコンテンツをテストして、プレビュー機能を使って比較を行うことができます。
ユースケース
- WalkMeが新しい機能をリリースし、構築者が生産環境向けのコンテンツの更新や公開を継続しながら、新しい機能のすべての動作変更については生産環境への公開前にテスト環境でテストする必要がある。
- WalkMeが既存の機能を更新し、構築者が公開前にテストを必要としている。
- ウェブサイトでセキュリティ上の懸念が高まっている顧客が、公開されるWalkMeのすべての新バージョンをさらに制御する必要がある。
使用方法
アカウントでエンタープライズモードを有効にするには、要求に応じ、WalkMeのソリューションアーチテクトがEditorを完全に設定し、アカウントの資格を確認します。
承認が済むと、アカウントのエンタープライズモードを機能ごとに有効にして、それ以降のすべての公開内容に対する制御を開始するには、更新公開が必要であることを通知します。
この更新では、以下のファイル(下記フローチャートの青いファイル)をこの時点から凍結し、将来の参照用として更新にタイムスタンプを追加します。
バージョンが設定された後、構築者が新しいコンテンツを公開すると、すべての公開がコードに変更を加えずに同じ(凍結)ファイルを使用します。
変更される可能性のあるファイルは、Smart Walk-ThruやShoutOutなど、WalkMeのアカウント設定とコンテンツを含む、設定ファイルとデータファイルだけです。
以下の表では、エンタープライズモードが有効にされる前と後の公開動作について、WalkMeのバージョンの観点から説明しています(これはあくまで一例です)。
アクション | 公開番号 | バージョンバンドル番号 | WalkMe(ファイル)バージョン | |
現在の状態 | Publish(公開) | 1 | - | v0.97 |
現在の状態 | Publish(公開) | 2 | - | v0.99 |
エンタープライズモードが有効 | 更新された公開 | 3 | 1 | v1.00 |
公開 | 4 | 1 | v1.00 | |
公開 | 5 | 1 | v1.00 | |
公開 | 6 | 1 | v1.00 | |
更新された公開 | 7 | 2 | v2.06 | |
公開 | 8 | 2 | v2.06 | |
公開 | 9 | 2 | v2.06 | |
公開 | 10 | 2 | v2.06 |
WalkMeのコンテンツのプレビュー
エンタープライズモードでは、利用可能な最新のWalkMeバージョンを使用します。構築者は、更新が必要かどうかを把握して決定することができます。
また、構築者はWalkMeの現在のバージョンを使用して、環境ごとに公開されたコンテンツをプレビューすることも可能です。
WalkMeのバージョンの更新
任意の公開タイプ(コンテンツを含む場合と含まない場合の両方)で、エンタープライズモード構築者は、最新のWalkMeバージョンを手動で更新することができます。これには、[Update to the latest WalkMe version(最新バージョンのWalkMeに更新)]ボックスをオンにします。
更新のチェックボックスをオンにすると、コンテンツの公開前に警告メッセージが表示されます。
公開プロセスに失敗した場合、ユーザーに以下のような追加のメッセージが表示されます。
エンタープライズモードで公開アクションを実行すると、情報目的のイベントが送信されます。この情報を後でサポートチームが調査し、公開失敗の根本原因を理解することができます。
構築者によってバージョンの更新が作成された場合、そのアクションもアクティビティログに記録されます。
制限
- 現在、エンタープライズモードで親子アカウントはサポートされていません。
- 最新のプレビュー:
- 最新のWalkMeバージョンをプレビューする際は、選択した環境(生産、テストなど)に関係なく、プレビュー環境に使用されたプラグインとカスタマイズが読み込まれてプレビューされます。
一部のセキュリティ監査の懸念は、エンタープライズモードとセルフホスティングアカウントの使用によって緩和されます。詳細については、WalkMeのセキュリティチームまでお問い合わせください。