インサイト – WalkMe Analyticsエクスペリエンス
WalkMe Analytics – インサイト
WalkMeインサイトはWalkMeのオールインワン分析プラットフォームです。お使いの製品上のあらゆるWalkMeアイテムと一般的なユーザー行動について重要な分析機能を提供します。 ファネルやセッションプレイバックなどの機能が組み込まれたインサイトは、次のようなメリットを提供します。
- リアルタイムの分析を実現
- WalkMeソリューションとその下にあるウェブサイトの両方に対するエンドユーザーのエンゲージメントを追跡
- エンドユーザーのアプリ内セッションを正確に再現して表示
WalkMeインサイトは、機密情報などを含む可能性のあるデータを収集します。このためWalkMeは、収集したデータをフィルタリングし、エンタープライズレベルのセキュリティ手法を使用して記録されたセッションを転送、保存、アクセスするため、次のような徹底的な対策を講じています(対策は以下に限定されるものではありません)。
- 検閲設定により構成する、機密情報や潜在的に危険な情報の記録を回避するためのオンザフライで実行されるデータフィルタリング。
- 訪問者のブラウザーがHTTPSを使用してWebアプリケーションにアクセスしている際には、SSL(RSA暗号化付きSHA-256)を使用(以下の重要な注意を参照してください)。
プライバシーの維持:
- キーストロークと入力:インサイトのデフォルト設定では、どの入力に対してもキーストロークを記録しません。 この設定は変更できますが、通常は推奨されません。
- パスワード:インサイトがパスワード入力を記録することは絶対にありません。
- 検閲設定:セッションプレイバックでは、完全に検閲され記録から除外される要素を指定できます。 検閲はHTML ID属性とClass名に基づいて設定できます。
インサイトレポート
インサイトレポートのページでは、インサイトの標準レポートとカスタムレポートの表示、エクスポート、購読を行うことができます。 レポートを購読すると、スケジュールに従って選択した受信者リストにメールが送られます。
ユースケース
- レポートのユースケースには以下のようなものがあります。
- より生に近いデータ形式または外部ツールを使用してインサイトを分析。
- インサイトユーザーでないユーザーも含めて、インサイトのレポートをより多くの人々と共有。
- インサイトの検索やフィルターを逐一使用しなくても、KPIの進捗状況に関する最新情報を定期的にスケジュールどおりに受信。
インサイトのデフォルトのレポートについて確認してください。追加のカスタムレポートが必要な場合は、アカウント担当者にお問い合わせください。
インサイトDigital Experience Analytics(DXA)レベル(旧称:UBT)
インサイトDigital Experience Analytics(デジタルエクスペリエンス分析)(DXA)レベル(旧称:UBT)は、WalkMeインサイトで利用できるデータ収集のためのレベルです(デフォルトでは有効になっていません)。 インサイトDigital Experience Analytics(DXA)を使用すると、インサイトはユーザーがウェブサイト上のHTMLエレメントに対して行ったすべてのインタラクションをキャプチャーします。
含まれるインタラクションは次のとおりです。
- クリック
- ページ表示
- 入力変更
- キー押下
- フォーム送信
- エレメントの選択
インサイトはこの情報をWalkMeサーバーに送信します。 これにより各種のインサイトツールとダッシュボードの使用をカスタマイズすることができます。
WalkMe担当者がDigital Experience Analytics(DXA)を有効にすると、無制限にユーザー行動分析を受信できるようになります。
Session Playback Collection(セッションプレイバックの収集)
Session Playback Collection(セッションプレイバックの収集)はWalkMeインサイトで利用できるデータ収集のレベルです(デフォルトでは有効になっていません)。 Session Playback Collection(セッションプレイバックの収集)を有効にすると、インサイトはDocument Object Model(DOM)で発生するすべてのことをキャプチャーし、すべてのアセットのコピーを保存して、この情報をWalkMeサーバーに送信します。 これによって、過去に発生したものとリアルタイムで発生しているものの両方でユーザーセッションの正確な再構成を表示できます。
WalkMeの担当者がSession Playback Collection(セッションプレイバックの収集)を有効にすると、セッションプレイバックのトライアルが1000セッション分提供されます(つまり、1000件のエンドユーザーセッションを再生できます)。 再生の限度を超えて収集されたセッションは、引き続きイベントのレポートおよび分析に使用できますが、セッションプレイバックには利用できません。 追加のセッションのご購入については、WalkMeの担当者にお問い合わせください。
セッションプレイバック用データの保持に関する詳細は、契約の詳細によって異なります。
データインテグレーション
WalkMeインサイトは、エンドユーザーがソフトウェアをどのように操作するかについて有意義なデータを収集しますが、
この情報が少数の人しか利用できないのでは、この情報を最大限に活用できません。
people. WalkMeのIntegration Centerでは、全チームがWalkMeを使用し、
データ主導による意思決定を行うことでビジネスの成果を向上させることができます。
インサイトからのデータは指定した仕様に基づいてレポートにプッシュされます。 次に、簡単なウィザードを使用して、
お使いのシステムのフィールドにこのデータを直接マップします。
WalkMeとSalesforceのインテグレーション
Data Integration Centerを使用すると、WalkMeインサイトからのデータにSalesforceでアクセスし、ワークフロー、レポートおよびアクティビティで使用できます。 このデータは、24時間ごとに協定世界時の午前8時に同期されます。
使用方法
Salesforceインテグレーションを使用してWalkMeインサイトのデータをSalesforceオブジェクトにプッシュすることで、エンドユーザーの行動について理解を深めることができます。
セットアップを行っている最中に、データをプッシュする先のSalesforceオブジェクトとインサイトのカスタムレポートに従ってSalesforceにプッシュするデータを選択します。
カスタムレポートの一意の識別子(通常はメールアドレスまたはGUI)とSalesforceオブジェクトの一意の識別子(通常はメールアドレス)の間に一致が見つかれば、そのオブジェクトにインサイトレポートのデータをプッシュできます。
- 任意のSalesforceオブジェクトと同期可能です。
- Salesforceのサンドボックス環境と本番環境の両方に同期可能です。
認証方法
Salesforce OAuth 2.0の認証方法を使用して、エンドユーザーの(当社が保管する)トークンを取得します。 このアクセス権は、Salesforce管理者が取り消すか、システム内でアカウント接続を切断することで随時取り消すことができます。
要件
- ターゲットのSalesforceオブジェクトにカスタムフィールドを追加できるのはSalesforce管理者だけです。必要であればSalesforce管理者に連絡します。
- WalkMeにOAuth 2.0承認を許可してSalesforceオブジェクトのメタデータを読み取り、更新するには、Salesforce管理者アクセス権またはModifyAllData権限を持つSalesforceユーザーが必要です(このアクセス権は、Salesforce 管理者がいつでも取り消せます)。
WalkMeとGainsightのインテグレーション
Data Integration Centerを使用してWalkMeインサイトからのデータをGainsightにプッシュし、ワークフロー、レポートおよびアクティビティで利用することができます。 このデータは、24時間ごとに協定世界時の午前8時に同期されます。
使用方法
GainsightインテグレーションはSalesforceのインテグレーションに基づいています。 Salesforceインテグレーションを使用すると、WalkMeインサイトのデータをSalesforceオブジェクトにプッシュできます。そしてそのデータをGainsightで使用してエンドユーザーの行動について理解を深めることができます。
セットアップを行っている最中に、データをプッシュする先のSalesforceオブジェクトとインサイトのカスタムレポートに従ってSalesforceにプッシュするデータを選択します。
カスタムレポートの一意の識別子(通常はメールアドレスまたはGUI)とSalesforceオブジェクトの一意の識別子(通常はメールアドレス)の間に一致が見つかれば、そのオブジェクトにインサイトレポートのデータをプッシュできます。
- 任意のSalesforceオブジェクトと同期可能です。
- Salesforceのサンドボックス環境と本番環境の両方に同期可能です。
認証方法
Salesforce OAuth 2.0の認証方法を使用して、エンドユーザーの(当社が保管する)トークンを取得します。 このアクセス権は、Salesforce管理者が取り消すか、システム内でアカウント接続を切断することで随時取り消すことができます。
要件
- ターゲットのSalesforceオブジェクトにカスタムフィールドを追加できるのはSalesforce管理者だけです。必要であればSalesforce管理者に連絡します。
- WalkMeにOAuth 2.0承認を許可してSalesforceオブジェクトのメタデータを読み取り、更新するには、Salesforce管理者アクセス権またはModifyAllData権限を持つSalesforceユーザーが必要です(このアクセス権はSalesforce 管理者がいつでも取り消せます)。
WalkMeのGainsightインテグレーションに関する詳細は、このサポート記事をご覧ください。
IDPインテグレーション
IDPインテグレーションは、エンドユーザーのID検証、コンテンツのセグメンテーション機能の強化、ユーザーの行動監視の拡張のために利用できます。 すべての異なるシステムで利用可能で、信頼できる安全な共通のユーザーIDを提供するため、さまざまな変数を使用してシステムごとに一意のユーザーIDを定義する必要がありません。
IDPインテグレーションは現在、OktaおよびG-Suiteシステムでサポートされています。
エンドユーザーフロー:
Outgoing S3インテグレーション
Outgoing S3インテグレーション では、スケジュールに基づいてAmazon Simple Cloud Storage(S3)バケットにインサイトレポートをエクスポートできます。 そしてこれを使用してデータウェアハウスまたはBIツールに接続することで、システムをさらに分析するとともに、組織内のほかの人がWalkMeエンゲージメントを見ることができるようになります。
インテグレーションを作成する前に、以下が利用できることを確認してください。
- Amazon S3バケット。 インテグレーション専用のものを作成することを推奨します。
- エクスポートしたいすべての情報を表示するレポートがインサイトに存在すること。
S3バケットとインテグレーションできる限り、ほとんどのBI ツールまたはデータウェアハウスコネクターは、定義するパスに従ってファイルを取得するように設定できます。
Incoming S3インテグレーション
Incoming S3インテグレーション は、S3上にあるサードパーティーのソフトウェアをWalkMeに接続できます。 インテグレーションでは属性を取得してWalkMeにデータを入力します。WalkMeは、外部システムからのデータを分析とコンテンツのセグメンテーションに使用します。
ユースケース
CRMの属性に基づいてターゲットを絞りWalkMeコンテンツを表示する。
- サイトの「プレミアムユーザー」にのみシャウトアウトを表示。
- 自社の特定部門の従業員を対象にスマートウォークスルーを表示。
ServiceNow、Zendeskなど、カスタマーサポートや成功の属性に基づいてターゲットを絞りWalkMeコンテンツを表示する。
- 2つ以上のサポートチケットを開いたすべての顧客にNPS調査を表示。
Webhooks
Webhooks(別名コールバック)を使用すると、サードパーティーのAPIをトリガーしたりWalkMeイベントデータを分析プラットフォームに追加したりすることでワークフローにWalkMeを直接組み込むことができます。
APIインテグレーションは、多くの場合リソースを大量に消費し、サードパーティのツールによる制限があるため、一定の間隔を置いて実行されます。 大規模なデータセットを更新する場合はこれで問題ありませんが、即時性が重要なデータに遅延が発生し、場合によっては配信される前にデータが古くなりすぎることもあります。
イベント自体がトリガーするWebhooksなら、任意のシステムにリアルタイムのWalkMeイベント情報を配信できます。 つまり、遅延なく情報を受け取ることができるため、チームは即時性が重要な情報に基づいて即座に対応できるようになります。
Webhooksはサーバー間の呼び出しを使用して安全にデータを転送し、開発作業の必要はありません。 WalkMeのWebhooksは、GETまたはPOSTメソッドのあらゆるHTTP呼び出しをサポートしています。 ペイロードはJSONである必要があります。
ユースケース
- Webhookのユースケースには以下のようなものがあります。
- お使いの分析ツールやBI ツールにリアルタイムのWalkMeイベントを追加する。
- WalkMeイベントに基づいてサードパーティーのAPIをトリガーする。 実装例には以下が挙げられます。
- ウォークスルーのゴールに到達したらすぐにSlack通知を受信。
- エンドユーザーが販促用シャウトアウトをクリックしたらマーケティングリストにユーザーを追加。
- エンドユーザーがWalkMeサーベイを提出して追加のヘルプを要請した場合にZendeskチケットを作成。
- オンボーディングタスクを完了したユーザーをスプレッドシートに追加することでオンボーディングを追跡。
- エンドユーザーがWalkMe NPSサーベイを完了したらメールを受信。
Webhooksを構成する方法の詳細については、サポート記事をご覧ください。